EndomeTRIO / PRP
EndomeTRIOとPRPによる精密治療
EndomeTRIO 子宮内膜三合一検査
EndomeTRIOは、従来の細菌培養検査とは異なり、1回の子宮内膜細胞採取で、ERA・EMMA・ALICEの3種類の検査を同時に行うことができます。
三合一検査の内容
- ERA 子宮内膜受容能検査:最適な着床の窓を精密に確認
- EMMA 子宮内膜マイクロバイオーム検査:子宮内膜内の善玉菌バランスを評価
- ALICE 感染性慢性子宮内膜炎検査:着床を妨げる可能性のある細菌環境を確認
検査の流れ
1回の子宮内膜採取により、着床の最適時期、子宮内膜の菌叢バランス、慢性炎症の有無を総合的に把握し、より安定した胚着床環境づくりをサポートします。
PRP 高濃度血小板血漿療法
PRPは、ご自身の血液を遠心分離して赤血球や白血球を除き、血小板と成長因子を豊富に含む血漿を抽出し、体内へ戻す再生医療の一つです。
PRPには組織修復や再生を促す作用があるとされ、生殖医療では子宮腔内または子宮内膜へ注入し、子宮内膜の増殖や厚みの改善を目指す治療として応用されています。
当院では、医師の判断により、子宮内膜下や子宮筋層との間に複数箇所注入する方法を用い、子宮内膜の状態改善をサポートします。
PRP治療のメリット
子宮内膜症などの子宮因子は、女性不妊の一因となる場合があります。
一般的に、胚が安定して成長するためには、子宮内膜の厚さが8〜14mm程度であることが望ましく、少なくとも7mm以上が必要とされています。
子宮内膜が薄い場合、胚の着床不全や反復流産につながることがあります。PRPは、子宮内膜の厚みや着床環境の改善を目指す治療として検討されます。
また、早発卵巣不全や卵巣機能低下の方に対して、医師の判断により卵巣内へPRPを注入し、卵巣機能のサポートを目指す場合もあります。
合卵
採卵後に小さな卵胞が残っている場合、同じ月経周期内で排卵誘発薬や注射を追加し、2回目の採卵を行う方法です。
十分な数の卵子を集めた後、凍結卵子を段階的に融解して受精させます。卵巣機能が徐々に低下している方、卵子数は少ないものの質が期待できる方に適した方法です。
合胚
同じ周期内で得られた卵子を受精させ、品質の低い胚を選別しながら、十分な数の胚盤胞を確保した後、まとめて凍結・融解し移植する方法です。
妊娠率の向上を目指せるだけでなく、治療中の心理的負担を軽減できる場合があります。卵巣機能が低下している方、または将来的に2人目以降の妊娠を考えているご夫婦に適しています。
個別化治療プラン
一人ひとりの身体の状態は異なります。最適な治療は、個別化された治療です。
2回採卵、合卵、合胚のいずれにおいても、医療チームは卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などのリスクを含めて慎重に評価し、患者さまに合った治療計画を立てます。